
派遣薬剤師として働いていると、薬局が変わるたびに環境も変わります。
薬歴システム。
調剤室の配置。
ローカルルール。
一緒に働くスタッフ。
毎回ゼロからのスタートです。
そんな中でも、どこの薬局へ行く時も必ず持って行くものがあります。
今日は、私が白衣のポケットやバッグに入れている「仕事道具」をご紹介したいと思います。
どれも派手なものではありません。
しかし薬剤師として働く上で欠かせない、大切な相棒たちです。
3色ボールペン
まず絶対に欠かせないのが3色ボールペンです。
薬局によって、記入ルールは様々です。
黒を使う薬局。
赤で修正する薬局。
青でチェックを入れる薬局。
細かい違いはありますが、3色あればほとんどの現場に対応できます。
一本で色を切り替えられるので、白衣のポケットもかさばりません。
薬剤師にとって、一番使用頻度の高い仕事道具かもしれません。
調剤印・フルネーム印
薬剤師であれば、誰もが持っている仕事道具です。
調剤印やフルネーム印は、処方箋に調剤・監査・投薬を行った薬剤師を明らかに示すために使用します。
処方箋は公文書です。
調剤印には、
「この処方箋は私が責任を持って確認しました。」
という意味があります。
調剤印を押すということは、責任を負うということ。
派遣先がどこであっても、この印鑑だけは必ず持ち歩きます。
小さな印鑑ですが、薬剤師という仕事に欠かせない、大切な仕事道具です。
ミニ電卓
今は電子薬歴にも計算機能がありますが、それでも調剤室でミニ電卓はよく使います。
処方日数の確認。
残薬の計算。
薬の数の確認。
在宅では配薬日数を計算する場面もあります。
スマートフォンでも計算できますが、調剤室ではサッと使える電卓の方が圧倒的に便利です。
小さいながらも頼れる存在です。
メモ帳
派遣薬剤師の必需品と言っても過言ではありません。
初めて行く薬局では覚えることが本当にたくさんあります。
薬歴システムの使い方。
ローカルルール。
調剤室の動線。
休憩時間の取り方。
施設ごとの決まり。
一度聞いただけでは覚えきれないこともあります。
だからこそ、その場でメモを取る。
その積み重ねが、次に同じ薬局へ行った時の安心感につながります。
メモ帳は私にとって、経験を蓄積していくノートでもあります。
お気に入りはロルバーンの小さいサイズです!書きやすいし、紙が頑丈でへたらないのです!
黒の油性ペン
意外かもしれませんが、黒の油性ペンもよく使います。
薬袋への記入。
一包化した薬袋への追記。
施設への伝達事項を書く時。
薬局によって使う場面は少し違いますが、一本持っていると困ることはほとんどありません。
共用のものを探し回るより、自分のものをすぐ取り出せる方が仕事もスムーズです。
小さなことですが、こうした積み重ねが仕事の効率につながると思っています。
ハサミ
白衣のポケットには、小さめのハサミも入れています。
一番活躍するのは、PTPシート(薬のシート)を切る時です。
患者さんの処方内容に合わせて必要な錠数を調剤する際には、ハサミを使う場面が意外と多くあります。
共用のハサミが置いてある薬局もありますが、調剤中にすぐ使えるよう、自分のものを持ち歩いています。
必要な時にすぐ取り出せる安心感は大きいです。
おわりに
今回ご紹介した仕事道具は、調剤印とフルネーム印以外はどれも特別なものではありません。
文房具店で買えるものばかりです。
でも、その一つひとつには役割があります。
患者さんへ安全に薬を届けるため。
正確に調剤するため。
責任を持って仕事をするため。
薬剤師の仕事は、一つひとつの積み重ねで成り立っています。
派遣薬剤師として様々な薬局へ行きますが、この仕事道具たちはいつも一緒です。
新しい薬局へ向かう時も、この道具たちがポケットに入っているだけで安心。
これからも、この小さな相棒たちと一緒に、一人ひとりの患者さんに安心して薬を届けられる薬剤師でありたいと思います!